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【新卒2年目対談】 クリエイティブを動かす「キャプテン」へ。 異なる領域を走る2人が見据える3年目の自分像

隈元 駿一(ディレクター)
2026-03-27
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新卒総合職で入社して2年目、同じアカウント職の同期2人。
同職種でありながらも、異なる領域に深く潜り込んでいる2人の今を切り取ると博報堂アイ・スタジオ(以降、アイスタ)が持つフィールドの広さが見えてきます。

挫折を乗り越え、自分らしいプロとしての型を確立し始めた2人の対談から、アカウント職という仕事の奥深さと、その先に広がる未来像を探ります!

※左:隈元駿一(アシスタントディレクター)/右:橋本咲弥(アシスタントディレクター)

アイスタのアカウント職|入社直後のイメージと今の捉え方


隈元:入社したての頃、正直最初は「account(英)」の意味から金融や会計のイメージが湧いてました。でも正直に言うと2年が経った今でもこの名前は完全にしっくり来ていないです…

橋本:私も入社当時は、採用サイトで「総合職」として募集されていたものが、 社内では「アカウント」と呼ばれているんだというくらいの認識でした。今改めて「何をしている職種ですか?」と聞かれたら、WebディレクターとしてWebサイト制作やSNSの運用の進行管理をすることがメインです、と答えますね。

隈元:たしかに、学生にとって「Webディレクター」とか「Webプロデューサー」といわれると何となくイメージが湧くと思います。そこを総括しているのがいわゆるアカウント職です。要は1つのプロジェクトにおける「段取り」すべてを担う役割ですね。
僕が好きなサッカーで例えると、アカウント職は監督であり、キャプテンみたいな立ち位置だと思います。エンジニアやデザイナーが最高のパフォーマンスを出せるように全体の動きを把握して、最終的にクオリティを担保して世に出す。時には、モチベーターになる必要もあります。サッカーと同じで、チーム全体をどう動かすか把握しておくのが僕らの役割です。

橋本:キャプテン!なるほど!
全体を理解して現場で決断していくのがアカウント職だね!案件ごとに必要な知識がガラッと変化していくのもアカウント職のやっていて面白いところだと思う。

隈元:金銭面の管理や案件ごとに最終責任を持つプロデューサーと、現場のディレクションを担当するアカウント職。アイスタにはそこに明確な壁はないと思っています。若い年次から予算も進行もセットで指揮が取れる、やりたいと声を上げたことを任せていただけるのは 、アイスタならではの良いところです。

橋本:私も1年目から、大規模な運用案件でLPの構成作成を任せていただいたことがありました。
仕事をする上では、得意先の業界や会社を誰よりも理解していないと進まないことも多いですが、得意先とのコミュニケーションを深めて、新しい業界を知っていく、 そこにアカウントとしての面白さが詰まっている気がするな。

隈元:たしかに、自分が全然知らなかった領域に関われるのは楽しいよね。僕も大学時代はあまり知らなかったような業界のことも、仕事を通じて必死に調べたりした。 知らなかったことを知る喜びは、この職種ならではの特権だと思います。

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異なる領域を走る2人|業務内容と所属チームの環境

隈元:同期だけど、お互いの細かい業務って意外と知らないよね。
僕は、1年目は外資系の食品を販売しているクライアントのSNS・Webサイト運用がメインで、具体的にはコンテンツの拡充や提案を担当してきました。2年目からは行政機関をメインに担当しました。サイト制作、SNS運用、AIチャットボット案件など、幅広く動いてきましたね。

橋本:私は、1年目は飲料メーカーのWebサイト運用でバナーやデザインの更新における進行管理、新商品発売に合わせたページ作成対応などが主だったな。
2年目からは公営競技団体の公式SNSを担当していて、協力会社さんと投稿内容の企画 、テキスト周りの確認やデザインの仕様を詰めたりしてました。あとは、CMS(※Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システムの略。Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報などを一元的に保存・管理するシステム)を導入しているサイトの運用も行っていましたね。
最近だと自分が普段から使っているサービスのLP制作(※Landing Page:広告や検索結果から生活者が最初にたどり着く1ページ構成のWebページ)を担当しました。これは特に生活者目線に立ちやすくてやっていてすごく楽しかったです。ところで、私たち所属チームも違うけど、しゅんちゃん(※隈元の呼び名)のチームってどんな感じ?

隈元:同じオフィス内でも席が離れていて仕事をする場所が違うから本当に雰囲気が未知なんだけど…逆に僕のチームにどんなイメージ持ってる?笑

橋本:うーん、熱量が高いというか、みなさんパワーがあるというか…。なんかアツい人たちが多いイメージです!!

隈元:うん、まさしく。うるさいくらい賑やか(笑)。
みんな熱量が高くて、よくチーム内で雑談していたり、とにかく会話が絶えない。でもその分、先輩ともフラットな関係で、硬くなりすぎずにコミュニケーションが取れるから楽しく仕事ができてるよ。逆にはしもっちゃん(※橋本の呼び名)のチームは静かなイメージだけどどう?

橋本:そうだね、所属チームによって雰囲気も変わるよね。
私のチームは人数が少なめで、6〜7歳上の先輩が多いかな。2年目の私の意見も対等に聞いてくれてすごく支え合っている実感があるし、アイスタは年次に関係なく対等に見てくれる人ばかりです!

挫折経験とそこからの再起|1年目の苦悩

橋本:1年目のとき、しゅんちゃんが仕事で凹んでる姿を実はよく見てた(笑)
でも2年目に入ったとき、歩き方から何まで雰囲気がガラッと変わったと思う。社内でも「先輩らしくなった」って噂になってたよ!

隈元:1年目は本当に仕事がうまくいっていなかったなと思います。自分が主導で進めなくてはいけない案件なのに、動く度に間違ったことをしてしまい、周囲にも迷惑をかけている感覚がありました。「自分がいま何が分からないのかすら、分からない」という状況に陥り、自分がやっている事が正しいのかどうか、誰かに聞く事すら怖くなってしまっていた気がします。

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橋本:わかる。私も1年目は周りに追いつけていない感覚があったよ。どうしても年上の先輩と話すことに体力を使っていたり…。何か変わったきっかけはあったの?

隈元:今こうして振り返ってみると、1年目の終盤に案件をゼロから納品まで1人でやり遂げた経験が大きいと思う。自分がしてきた事は間違っていなかったという感覚を初めて掴めた。基本的にはやる事の本質的な部分は変わらなくて、型ができて初めてそこから応用が効いてくる、そんな感覚だと思います。

橋本:私も1年目の3月に、数カ月頑張ったキャンペーン施策を無事完遂できたのが大きな成功体験になっているな。それがきっかけで褒めてもらえることも増えてモチベーションにもつながった!

隈元:社内の人や得意先に感謝されて初めて自分のやってきた事の正しさを実感できるんだよね。僕らは同期の中でも丁寧でゆっくりなタイプだと思うけど、その丁寧さが今の業務に結びついてきている気がする。もちろんこの個人の進め方に正解はないんですけど。

橋本:そうだね。こうして振り返ると、この挫折経験から自分なりの力も身につきました。
私は「人に頼る力」。誰かに質問することが苦手だったけれど、あえて業務をやりきるために必要なタスクとして捉えるようになりました。あとは、カラオケで熱唱したり辛いものを食べたり(笑)、自分を甘やかす方法も覚えました。

隈元:僕は自然と「自問自答」するようになった。仕事は“分からない”の連続なんです。
今この状況になっているのはどうしてなのか、そもそも何のためにこのタスクが存在しているのか。「なぜ?」を3回ほど繰り返してみると、自分がどこで躓いているのかがハッキリするんです。

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プロとしてのこだわり|現場で尽くすディレクション

橋本:アカウント職はエンジニアやデザイナーに仕事を振ります。なので私は、案件がやりやすいチームの関係性を構築することに一番こだわりを持っています。そのためにも実装側、デザイナー側の知識は絶対的に必要になってくるので、さらに経験を重ねていきたいと思ってます。
チーム内の関係性が良くなると、話しかけるハードルが下がって、少しでも不安な事・上手くいっていない事が発生したときにも相談してもらえるようになると思います。また、どうしても急いで対応してもらわないといけないタスクが発生したとき、この人のためなら頑張るか!と思ってもらえる存在でいれた方が、自分も相手も良い気持ちで仕事ができるのではないかなと思っています。

隈元:なるほど。僕はプロジェクトを進めていく上で、やるべきことを絶対にフワっとさせないというこだわりはありますね。基本中の基本ですけど。

橋本:たしかにディレクターやプロデューサーは全体を見られるポジションだから、決めるべき事を決めておくのは大事だよね。

隈元:そうだね。全体を見られるポジションだからこそ、会議の後のネクストアクションを整理するのはアカウントの大事な役割です。メンバーが多い案件やWebサイト公開直前は、細かなタスクが膨大になります。担当が曖昧だとやっぱりフワッと漏れるので、タスクの棚卸しと全員のやるべき事を可視化することで、チームのみんなが気持ちよく動けるようになります。
実際の案件でも公開直前に細かいタスクが膨大に発生したけど、「今、誰がボールを持っているか」を常に整理したことで、抜け漏れなく無事に公開できたと思います。

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今描く3年目の自分像|今後のリードスタイル

橋本:私は一緒に働くチームが気持ちよく仕事ができる環境作りに力を入れたいと感じています。
2年目までは正直自分の作業だけで手一杯になることが多かったですが、3年目からはよりプロジェクト全体を見ていくことが求められていくと思っています。
なので、アカウント職の後輩はもちろんですが、他職種(エンジニア・デザイナー)の作業内容についても深く知るとともに、コミュニケーションを増やしてプロジェクトが安心安全で進行できるように、かつ、メンバーが気持ちよく働けるように環境を整えたい、そういうリードの仕方ができればと思います。

隈元:チームづくりに興味あるんだ。たしかに雰囲気は大事だね。
僕は、どんな案件でもひとりでマネジメントし切れる「総合力の高い人物像」が目標です。社内には「どこに行っても通用する」すごい先輩がいるから、そこに近づきたい。

橋本:最初から大きな目標があったわけじゃないし 、目標は仕事をするうちにどんどん変わっていくものだよね。

隈元: そうだね。3年目は今より更にさまざまな人の間に立つ機会が増えてくるから、進行管理はもちろんなんだけど、それぞれの意図を汲み取り、プロジェクトが一番面白くなるようにまとめあげたい。結果的にアイスタのクリエイティブの質を底上げしていくような、そんなリードの仕方をしていきたいです。
3年目、さらにアクセルを踏んでいこう。

出演者
隈元 駿一(ディレクター)
2024年博報堂アイ・スタジオ新卒入社。 Web制作をはじめ、SNS/オウンドメディア運用などさまざまなジャンルの制作進行を担当。趣味は音楽とフットボール。
橋本 咲弥(ディレクター)
2024年博報堂アイ・スタジオ新卒入社。新卒1年目より、ディレクターとして飲料メーカーを初めとしたサイト運用や新商品LP制作、商品リニューアルに伴う広範囲の施策に従事。2年目以降は、公式SNS運用にも挑戦するなど業務領域を広げている。
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