1年間の集大成。自分だけの「成長物語」を語る場所
(米良)「ニュー愛ボード」とは、新卒で入社して2年目を迎えた社員が仕事を通じてどれだけ成長したのかを、全社員の前で発表する社内アワードイベントです!テーマとなる「入社後1年間の仕事を通じて成長したこと」を3分間でプレゼンしてもらいます。自分の成長を振り返り、次へのステップにつなげてほしいという想いが込められています。

発表者だけじゃない。全社員が“自分ごと”になる理由
(井上)今年の皆さんの発表を聞いて、昨年、自分が登壇した時のことを思い出しました。入社1年目のころは、どうしてもトレーナーの先輩に教えてもらう場面が多く、受け身になりがちです。だからこそこのイベントは、自分の頭で考え、自分の言葉で想いを伝えるという、成長に不可欠な経験をさせてくれるんですよね。緊張しながらも必死に語る彼らの姿に昨年の自分を重ねながら、「そうそう、この経験が揺るぎない自信になるんだ」と改めて感じていました。自分の強みを再発見し、社内にアピールできる、本当に貴重な機会だと思います。

(米良)このイベントは、発表する2年目だけでなく、見守る社員にとっても大きな意味がありますよね。若手の成長を見て、「自分もこうだったな」と初心を思い出したり、「もっと頑張ろう!」と刺激を受けたり。1年目の社員は来年の自分の理想像を重ね合わせたりしていました。若手が先輩を刺激し、その熱意がまた次の世代を育む力へと変わっていくんだと思います。
熱狂と感動の舞台裏
(米良)任意参加にもかかわらず、今年の参加者はなんと全社員の8割近くになりました!ここ数年のリモート開催を経て、今年は完全対面での開催に戻したのですが、やっぱり対面だと熱気が違いますね。「直接応援したい!」という声がたくさんあって、会場は満員でした。
(井上)うちわやのぼり旗を作って応援してくれるチームもあって、本当に学園祭みたいなんですよ!制作会社だからか、みんな作り始めると楽しくなっちゃって、デザインも本格的でした!発表者が涙で感謝を伝え、先輩ももらい泣きする…。そんな胸を打つ場面はもちろんですが、私が特にグッときたのは、もっと些細な瞬間でした。プレゼン資料の作り方が、指導してくれた先輩とそっくりな子がいたんです!(笑)技術だけじゃない、二人の1年間の関係性そのものが見えるようで、本当にジーンときました。こういうチームの一体感と、温かい師弟の絆が見えるのが、ニュー愛ボードのいいところですよね。

(米良)このイベントは、私たち人事と入社3年目の有志メンバーで役割分担をしています。全体の企画を人事が担当し、3年目のメンバーにはイベントに関わるクリエイティブ制作や当日の司会など、イベントの運営 をお願いしました。
(井上)そうですね!私たちは、発表者が気持ちよくプレゼンできるように、トラブルなくスムーズに進行することを特に意識しました。でも実は、社長のグランプリ発表の時に、ドラムロールの音を出すタイミングがズレてしまって…。社長から「あれ?音ないの?」ってツッコミが入ったんですが、それも笑いに変わって、会場が和やかな雰囲気で安心しました。(笑)
自身の成長に向き合い、次のステップにつなげる
(米良)このイベントをひと言で表すと、後輩の成長を見届ける「集大成の場」です。イベント後には発表を見守るトレーナーから2年目へ手紙を渡すのですが、それが一つの区切りとなって、彼らが先輩として独り立ちしていくきっかけにもなっています。
実際にイベント後、2年目の社員に話を聞くと、「先輩としての自覚が芽生えた」と言っていました。後輩が入ってくるタイミングで、この一大イベントをやりきった達成感が、彼らの責任感を一層強くしてくれているのを感じます。
(井上)私もいろんな同期の発表を見てると「そういう考え方があったか!」って発見もあれば、「この分野なら絶対負けないな」って自信が持てる部分もあったり。
そうやって自分だけの輪郭みたいなものがハッキリしてくると、自然と自分だけの戦い方が見つかるんです。それこそが、「自分なりの正解」につながっていて、今後のクリエイティブの確かな土台になっていくんですよね。私たちは、すごい成果を出すことだけじゃなくて、むしろ、その裏にある「なんでこれを作りたいんだっけ?」っていう最初の気持ちとか、「めっちゃ悩んだな」というプロセスにこそ、その人ならではの価値が宿ると考えています。
この熱狂を、来年の主役たちへ。
(米良)私たち人事だけで企画・運営すると、どうしても研修っぽく硬くなってしまうんです(笑)。でも、入社3年目の有志メンバーが「もっとこうしよう!」と主体的に関わってくれたおかげで、血の通った温かいイベントになりました。そして何より、そうした若手の主体的な挑戦を受け入れ、イベントを一緒に盛り上げてくれる全社員の温かい文化があってこそだと感じています。
(井上)運営は正直大変な部分もありますが、運営チーム外の同期が「運営が大変で手が回らない業務があったら言ってね!」と自然と声をかけてくれたんです。この連携は、同期ながら最高だなと思いましたね。サポートしてくれる人はたくさんいるので今後運営を担う後輩たちにも、この経験をポジティブに楽しんでほしいです!
(米良)1年目の成長の発表は、毎年同じテーマにもかかわらず、誰もが飽きずに、楽しみにしているイベントです。それはきっと、成長のプロセスも、その表現方法も十人十色で、だからこそ毎年違った感動が待っているからでしょう。これからもニュー愛ボードは、「見たことのない成長」に出会える場であり続けるのだと思います。
アイスタは、一人ひとりの「成長物語」を、全社で応援する会社です。この記事を読んで私たちのカルチャーに魅力を感じてくれたら嬉しいです。