SEOにURLが与える影響を考慮し、効果的な設定方法を模索する方が増えています。
URLは「Web上の住所」としてWebコンテンツの公開に不可欠な要素であり、Googleガイドラインでも推奨設定について触れられています。
そこで本記事では、そもそもSEOとURLにどのような関係性があるのか解説したのち、SEO効果を高めるためのURL設定のポイントについて詳しくご紹介します。
末尾では「URLを変更したい場合はどうすべきか」についても解説していますので、これからURLの改善に取り組む方はぜひ最後まで参考になさってください。
参考記事:【2025年版】SEO対策を初心者向けに完全ガイド!即効性のある実践事例も解説
URLはSEOに影響するのか?
結論として、URL自体にSEO評価を高める効果はほとんどありません。URL内にキーワードを含めれば若干のSEO効果が期待できるメリットはあるものの、影響はごく限定的です。
しかし、だからといってURLを適当に設定してはいけません。
なぜならURLは、クローラーのインデックス作成に不可欠であり、外部サイトではアンカーテキストになる可能性もあるなど、Googleの検索順位に間接的な影響を与えているからです。
そのためSEO効果の最大化のためには、「検索エンジンが理解しやすい」「生活者にコンテンツ内容が伝わる」など、ポイントを押さえたURLを設定することが重要になります。
【タイトルも重要です】SEO効果の高いタイトルの作り方。クリック率アップのコツも徹底解説
SEO対策に効果的なURLのポイント
それでは、SEO対策を考慮したURL設計のポイントを5つみていきましょう。
シンプルでわかりやすいURL
URLは簡潔で、生活者にとって見やすく・わかりやすいことが最も重要です。
パラメーターを多用したURLや文字数の長いURLを使用すると、生活者の利便性が低いうえ不信感を招きかねません。また、クローラーがURLの意味を判断できないと結果的にSEO効果も低下していく可能性があります。
URLには余計な単語を含めず、シンプルでわかりやすく、端的であることがポイントです。
コンテンツ内容に合わせる
URLに使う文字は、コンテンツの内容が想像できる単語を選択しましょう。また、上位表示を狙うSEOキーワードを含めておくとさらに効果的です。
例えば「URLはSEOに影響するのか?」というタイトルであれば
how url affect seo
などが文字列の候補となります。
コンテンツ内容と関連性の高い言葉を使用することで、生活者や検索エンジンの利便性を高めることを意識しましょう。
複数の単語はハイフンで区切る
GoogleはURLに複数のワードを使用する場合、単語同士をハイフン(-)でつなぐことを推奨しています。
例えば「URLはSEOに影響するのか?」というタイトルであれば
/how-url-affect-seo/
のようにスラッシュ(/)間の単語をハイフン(-)でつなぎましょう。
きちんとURLに区切りを入れることで、検索エンジンに正しく内容が伝わるほか、生活者の視認性も向上し、SEO効果が高まります。
なお、アンダーバーやアンダースコア(_)を使用しているURLもありますが、URLを自由に選べる状況ならハイフン(-)がおすすめです。
英数字での表記が無難
URLは基本的に
日本語や大文字を使わず、すべて小文字の半角英数字で統一しましょう。
なぜなら日本語表記のURLはコピペした際に%や英数字など無意味な羅列に変換されてしまうため、生活者や検索エンジンにURLの内容がわからなくなってしまうからです。
Googleはローカライズした単語の使用を推奨していますが、日本語やローマ字表記などを無理に使う必要はありません。
階層の浅いURLにする
Webサイトには「ディレクトリ階層」と「リンク階層」の2つの層構造があり、どちらも階層が浅い方がSEO効果が高くなります。
ディレクトリ階層とはWebサイトにおけるカテゴリ分けの方法で
https://www.ドメイン名/ディレクトリ名/本ページ名/
のように、URLでカテゴリーや階層構造を表現する仕組みです。
ディレクトリ構造は複雑で深くなるほどURLが冗長になるため、生活者にわかりやすくするためにもコンテンツ整理や適切なカテゴライズをするようにしましょう。
一方、リンク階層は
目的ページへアクセスするまでに必要なクリック回数
を意味します。
検索エンジンのクローラビリティと生活者の利便性の両方を確保するために、トップページから1〜2クリックで目的のページへ到達できるよう、Webサイトを構造化するのがおすすめです。
なお、クローラーはリンク階層を参考に検索順位を決めているため、SEO対策ではこのディレクトリ階層よりリンク階層の最適化を優先する方がよいでしょう。
SEO評価を高める「Webサイト構造」の最適化アプローチ
1. 関連ページをつなぐ「内部リンク」の充実
リンク階層を浅く(1〜2クリック以内)保つためには、ナビゲーションメニューだけでなく、関連するコラム記事同士を内部リンクでつなぐことが効果的です。
クローラビリティの向上: 孤立したページ(どこからもリンクされていないページ)をなくすことで、クローラーがWebサイトの隅々まで効率よく巡回できるようになります。
専門性の伝達: 関連性の高い記事同士をつなぐことで、Webサイト内における特定のトピックの専門性を検索エンジンにアピールできます。

2. パンくずリストの適切な設定
パンくずリストは、Webサイトのディレクトリ構造をユーザーと検索エンジンの両方に正しく伝える強力な手助けになります。
検索結果(SERP)への反映: 「ホーム > SEO対策 > URL構造」のように設定することで、Googleの検索結果にWebサイトの階層が表示されるようになり、ユーザーのクリック率向上につながります。
構造化データによる正確な認識: テキストリンクだけでなく「構造化データ」として実装することで、検索エンジンがWebサイトの階層構造を100%正確に理解できるようになり、SEO効果の最大化が期待できます。

参考記事:Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ
SEO対策に必要なURLの設定
次に、URL全体におけるSEO対策に必須の設定を2つご紹介します。
URLをhttps化
URLの「https」化とは、利用者とWebサイト間で送受信されるデータを暗号化する施策です。Webサイトの完全性・機密性の確保やセキュリティーを向上させることができます。
従来のsがつかない「http」の状態だと安全性が低く、インターネット上での情報漏洩や盗聴のようなサイバーリスクを回避できません。加えて、Webサイト訪問者に「保護されていない通信」という警告が出るため、不信感から生活者が離脱してしまうなどSEOには悪影響しかありません。
GoogleもURLのhttps化を推奨しているため、SEO対策をするなら必ず行っておきましょう。
なお、https化にはSSLサーバー証明書を取得しなければならないため、ドメイン認証は無料〜数千円でできますが、企業認証になると5〜8万円ほど費用が必要です。
また、httpのままで連携しているGoogle Search Consoleなどのツールは、httpsのURLで再設定しなければならないため計画的に実施しましょう。
URLの正規化
URLの正規化とは、同じ内容なのに複数のWebページURLが存在する場合、Googleからの評価分散を防ぐためにURLを1つに統一する施策のことです。

GoogleのクローラーはURLごとに評価を行っています。そのため、ドメイン内にURLが複数あると同一内容でも別ページとして認識され、検索エンジンに正しく評価されなくなってしまうのです。
重複URLを正規化する場合、まず301リダイレクト、それが難しい場合はcanonicalタグを使用しましょう。
301リダイレクトとは、URLに永続的な転送処理をかけるためのステータスコードです。旧URLでのSEO評価を引き継ぐことができるため、SEO効果を保ったままURLを正規化できます。
なお、canonicalタグは重複ページのなかで評価してほしいページを検索エンジンに伝えるためのタグです。ただし重複したページはそのまま残ってしまうため、特に理由がなければ301リダイレクトの使用が推奨されています。
URLを変更するタイミングとは?
URLを変更するタイミングは、一般的にサイトリニューアル時に検討されることが多いです。
実はURLの変更自体はとても簡単です。
しかし、GoogleのクローラーはURLに基づいてWebサイト内をクロールしているため、安易にURLを変更するとSEO評価が大幅に下がってしまう危険性があります。
URL変更時の悪影響を避けるため、Google Search Consoleに新ドメインを登録し、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定するなど、きちんと手続きを行うことが重要です。
URLの設定には専門知識が必要な部分もあり、気軽に変更できない場合も多いかもしれません。
専門知識なしでも自分でできるSEO対策もあります。
参照記事:SEO対策とは?社内で完結するための重要ポイントと自分でできる運用手順
URLも生活者ファーストを忘れない
今回は、SEO効果の高いURLの作成方法について解説してきました。
お伝えしたとおり、URLによるSEO評価への影響はとても限定的です。そのため、現在公開されているURLを無理に変える必要はなく、今後のURL設定で意識していけば十分でしょう。
どちらかというとSEO対策としては、公開するコンテンツの品質を上げることのほうが重要です。
URLは神経質にならず、生活者や検索エンジンにわかりやすく、かつ使いやすいものを設定すると良いでしょう。
正しいURL構造でサイトを整理した後は、AIによる検索回答の普及など、変化する検索環境への備えも重要です。既存のSEO対策に加えて取り組みたい、AI検索に向けた最適化手法(AIO)については、こちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事: 【SEOの次の一手】AI検索を勝ち抜く「AIO」5つの戦略
よくあるお問い合わせ(FAQ)
URLの付け方に関する疑問をまとめました。
Q1. URLは大文字・小文字どちらがいいですか?
A1. すべて「小文字」に統一してください。 多くのサーバーでは大文字と小文字が混在すると別々のURLとして認識されてしまい、SEOの評価が分散する(重複コンテンツ化する)恐れがあります。
Q2. 日本語のURLはSEOに悪影響がありますか?
A2. 直接的な順位低下はありませんが、避けるのが無難です。 SNSなどでシェアする際、非常に長い英数字の羅列に自動変換(エンコード)されてしまい、ユーザーからのクリック率低下や不信感につながるためです。
Q3. 単語を区切る際、アンダーバー(_)を使ってもいいですか?
A3. 基本的にはハイフン(-)の使用をおすすめします。 Googleは公式に、URL内の単語の区切りにはアンダーバーではなくハイフンを使用することを推奨しています。システム上使えない場合を除き、ハイフンでつなぎましょう。
Q4. URLに数字(日付や年)を入れてもいいですか?
A4. 問題ありませんが、運用上の注意が必要です。 例えばURLに「2024」と入れると、翌年に記事を最新情報(2025年版)にリライトした際、URLが古いままになってしまいます。後からURLを変えるとSEO評価がリセットされるため、最初から変動しない普遍的なキーワードで構成するのがおすすめです。
Q5. URLの長さに制限はありますか?
A5. 厳密な制限はありませんが、短くシンプルにするのが理想です。 長すぎるURLはクローラーの処理負担になり、ユーザーにとっても分かりにくくなります。記事の内容が伝わる英単語を3〜5語程度にまとめるのがSEOの観点でも推奨されます。








