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ラジオでつなぐ、社員の輪!テレワーク時代の新しい文化形成

原 一弘(プロデューサー・プランナー)
2024-02-22
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コロナで一変した生活様式。博報堂アイ・スタジオでも多様な働き方が認められています。

その一方で、昨今デジタルクリエイティブの現場では、職種・専門性の多様化が進んでいます。多種・多様なスペシャリストが寄り添って、最善のアウトプットを生み出すためには、よりお互いを認め合えるチームアップが必須になってきます。

そんな業務の現場で、お互いの距離を縮められる社内コミュニケーションを加速させていくために、「ノゾキミラジオ」を立ち上げました。

ノゾキミラジオって?

ノゾキミラジオは、3組のパーソナリティが、様々な切り口で様々なことをノゾキミする社員主導のラジオです。パーソナリティも社員が務めています。

DJ TOMOが務める回では、毎回変わるゲスト社員の働き方をノゾキミ。アートディレクターなど同じ職種のメンバーや、プロジェクトのチームをお招きして、仕事へのモチベーションや普段気をつけていること、ポリシーなどをノゾキミしています。様々な職種の人とラジオをキッカケに交流できるので、自分自身も学びや気付きを得る機会に繋がっています。

DJ OJK(オジキ)とDJ TOSHIは、テックや広告のトレンド、世の中のニュースなんかをノゾキミします。業務が忙しくてなかなかキャッチアップしきれないニュースを社員にお届けしています。

DJ SOとDJ KAZUがパーソナリティを務める回では、社員のプライベートをノゾキミしています。スポーツから音楽、ファッションに始まり、家ではどんなパパ?まで、その人の趣味嗜好や人となりまで深掘りしています。ゲストで来てもらう社員も、ベテラン社員から若手社員、最近入った中途入社者まで幅広く呼んでいます。

(社長がゲストに来ることも!?)

なぜ始めたのか?

そもそもなぜラジオを始めたのか。

それは端的に言うと、「ラジオが好きだから」…というのもありますが、音声メディアが近年注目を集めてることにも起因しています。いろんな企業やクリエイターがSpotifyやPodcastなどでラジオを配信しているのも昨今よく見かけますよね。

「タイパ」って言葉はもはや一般化していますが、業務時間や出勤・帰宅時間、オフィス内の「でかにわ」と呼ばれるラウンジスペースでの休憩時間・・・そんな隙間時間に、ぜひ“ながら聴き”してもらいたいな、という思いで音声メディアを選びました。

様々なテーマを選定していますが、集中して聞かなくちゃいけないような「アカデミックなインプット」というよりも、「ラフに聞けるエンタメ」くらいの気軽さを意識しています。

なので最初に企画を考える際も、お笑いのラジオとか、そういうのを参考にしながら進めていきました。

どんな風に始めたのか?

実際にラジオを社内で始める、と決めて以降、どんな風に始めたか。「まずはやってみる」精神で、難しく考えすぎずに進めていきました。

まずはジングルづくり。ノリで楽しく始めました。

ラジオを始める、と決めてまず取り掛かったのはジングル作成。

「自ら楽しんでやる」がモットーです。

インナー向けの施策なので、豪華な設備とかは使わず、iPhoneのマイクでジングル用の声を録って、それにDAWソフトのフリー音源を重ねて作成しました。

ジングルができると、実際にどんな番組を展開していくか、この音源にどんなコンテンツが続いていくか、イメージが具体化していきました。

オープンな会議室で公開録音。新オフィスの特徴を活かしたラジオブース

ジングルができてからは、台本を作って、実際にゲストを呼んで収録です。

新オフィスの開放的な会議室を活用して、収録をしています。


ガラス越しに通りかかる人にチラホラ中の様子を見られながら収録しております。

昨年4月に引っ越してきた新オフィスのデザインを活かして、収録自体を注目させて期待感を醸成しています。オフィス引っ越しに関する記事はこちら!!!

新卒から社長まで、様々なゲストがMCの匠な話術に(笑)乗せられて、ぶっちゃけトークを展開!?意外な話が飛び出すライブ感のあるコンテンツが毎回生み出されています。

徐々に聴取者も増え、全社イベントでもラジオを展開

2022年の夏頃に始めて以降、徐々に社内の聴取者も増えていき、全社イベントもラジオ形式で開催。Zoomを活用しながら、普段の番組のテーマを拡張して、リスナー(社員)からの投稿を募集。様々な企画を通し、集まった投稿を紹介するイベントとして大いに盛り上がりました。

ミーティングや立ち話など、ちょっとしたスキマ話が活性化

ラジオの中では、様々なトークが展開されています。ラジオを聞いた人からは、

「え、この人こんな趣味だったの?」とか

「ラジオで言ってた仕事のしかた、ちょっと教えてほしい!」とか

「今度飲みいきましょうよ!」とか

そういう声が上がってくるようになりました。

実際に、ミーティングのアイスブレイクなんかでもそういう話で場が和んだりしています。ラジオ自体は、社用スマホでも聞けるような仕組みをとっており、さまざまなシーンで楽しんで聴取をしてもらっています!

今後はどんな番組を作っていくか?

これまでも様々なテーマ、様々なゲストでラジオを繰り広げていましたが、まだまだ紹介できていない社員もたくさんいます。

そういったゲストを適宜巻き込んでいくことはもちろん、今後は社外の方、著名なクリエイターや普段お仕事をさせていただいている得意先の方も巻き込めるような展開をしていけると良いなと考えております!

執筆者
原 一弘(プロデューサー・プランナー)
2012年 博報堂アイ・スタジオ入社。プロデューサー・プラナーとして、様々なクライアントのデジタルコミュニケーション戦略策定や制作プロデュースを行う。近年では、クライアントの継続的なマーケティング活動を支援するサービス開発などに従事。

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